必須アミノ酸とは?

必須アミノ酸ってどんなもの?

筋肉や臓器など身体を構成する主成分として大切な「たんぱく質」。

数百存在するアミノ酸のうち、たんぱく質は20種類の「アミノ酸」から成り立っています。

そのアミノ酸のうち、体内で必要量を合成できないアミノ酸を必須アミノ酸と呼んでいます。

必須アミノ酸は9種類(大人は8種類)あり、毎日の食事から摂取する必要があります。

  • イソロイシン・・・成長促進、神経機能や肝機能を高める、筋力強化
  • ロイシン・・・肝機能を高める、筋力強化
  • リジン・・・体組織の修復に関与、ブドウ糖の代謝を促進
  • メチオニン・・・抑うつ症状を改善、ヒスタミンの血中濃度の低下
  • フェニルアラニン・・・鎮痛作用、抗うつ効果
  • スレオニン・・・脂肪肝を予防、成長促進
  • トリプトファン・・・精神安定、鎮痛・催眠効果、抑うつ症状の緩和
  • バリン・・・成長を促進する、筋肉・肝機能を高める
  • ヒスチジン・・・子どもの成長に必須、神経機能をサポート


食品中に必須アミノ酸が1つでも不足していると、たんぱく質としての栄養的価値が下がる指標にもなります。

美容にとって必須アミノ酸って必要?

美肌に必須な成分といえば、コラーゲンですね。

そしてコラーゲンの生成には、アミノ酸のプロシンとリジンが欠かせません。

コラーゲンの減少により肌のうるおいが減少し、乾燥しやすいばかりかしわやたるみの原因にもつながります。

また、体内には成長を促進する成長ホルモンが合成されますが、別名若返りホルモンとも呼ばれています。

このホルモン生成のためには、必須アミノ酸の摂取が肝心です。

子どもから大人へ成長するには欠かせないホルモンですが、大人になっても筋肉や骨の形成に欠かせないばかりか、健康的な体型維持や肌の再生にも深く関わっています。

美容の点でも大きく関わっています。

準必須アミノ酸とは?

準必須アミノ酸ってどんなもの?

体内で合成される非必須アミノ酸に分類されますが、著しく成長の早い乳幼児期では体内での合成量が追い付かず不足しやすいので、準必須アミノ酸とも呼ばれているアミノ酸があります。

  • アルギニン・・・免疫力を高める、筋肉を強化。
  • システイン・・・タウリン・補酵素CoAの成分、たんぱく質の立体構造に関与
  • チロシン・・・ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、甲状腺ホルモンの材料で、フェニルアラニンより合成されてつくられる。


美容にとって準必須アミノ酸って必要?

必須アミノ酸は、若返りホルモンの分泌に欠かせない要素です。

そして、準必須アミノ酸であるアルギニン、実は最近では老化予防、美肌、育毛効果といったアンチエイジング効果に注目が集まっています。

必須アミノ酸、準必須アミノ酸のアルギニンの同時摂取・相乗効果により、美容面にとても効果的です。

必須アミノ酸と準必須アミノ酸の比較

必須アミノ酸は人間の生命活動を維持するため、そして健康な身体をつくるためにとても大切なものですが体内で合成できないため、毎日の食事から摂取する必要があります。

そして準必須アミノ酸、大人になる成長過程において順調な身体づくりのためにも、成長著しい乳幼児期では未熟な体内合成だけでは充足量にとても追い付きません。

子ども時代に重点的に補っておく必要があるアミノ酸です。

アミノ酸を摂ることのメリット

アミノ酸は体内においてそれぞれ特徴的な重要な働きをする以外にも、アミノ酸自身が必要に応じてエネルギー源に寄与することもあります。

たんぱく質はたくさんのアミノ酸が結合することで構成されています。

アミノ酸特有の基本構造により、アミノ酸同士や他の物質と結合しやすいという特徴があります。

そのためアミノ酸を含む機能性物質には多種多様あります。

例えば非必須アミノ酸であるグルタミン酸には脳の機能を高める機能、チロシンは神経伝達物質や甲状腺ホルモンの原料に不可欠です。

そしてスポーツをする人には欠かせないロイシン、イソロイシン、バリンの分岐鎖アミノ酸は、筋肉組織の主成分で代謝を活発にする働きがあり、すばやく筋肉を修復し疲労を解消する効果もあります。

また血圧降下剤や抗ウイルス剤などの医薬品にも利用され、いろいろ開発が進んでいます。

アミノ酸を摂ることのデメリット

アミノ酸は適量をバランスよく摂取することで体内利用効率がアップします。

しかし不足や過剰では必ず問題が起こります。

たんぱく質には糖質や脂質のように身体に貯蔵する仕組みがないので、アミノ酸の過剰分は尿へ排泄されます。

そのため腎臓に負担がかかり、腎機能障害につながります。

それに伴い尿中へのカルシウム排泄量も増加し、骨粗鬆症にもつながります。

また欠乏の観点では人体を構成するたんぱく質が分解されて新陳代謝に補われるため、体力や免疫力の低下、子どもにいたっては成長障害を引き起こします。

アミノ酸は、美肌や関節の保護に欠かせないコラーゲンの生成に深く関与しているので、しわやたるみだけでなく加齢を一気に進行させ、心身ともに衰えていくばかりです。

アミノ酸の効果的な摂り方

筋肉や臓器などをつくる構成主成分であり、さらに細胞やホルモン、酵素、遺伝子、免疫物質にも深く関わっているアミノ酸。

アミノ酸は、バランスよく摂取することで体内利用効率がさらにアップします。

私自身は、普段の食事から十分摂取することができると考えています。

一般的にはたんぱく質源となる肉・魚・卵・大豆・乳類はアミノ酸スコアが良好です。

なので「主食・主菜・副菜」と三食揃った献立で十分補うことができるからです。

アミノ酸は美容や筋肉づくり・病気対策にまで多岐面で、機能性が研究開発されています。

ふだん外食など不規則な方には、清涼飲料やサプリメント、そして注射(10000円!!)といったものが便利ですね。

ご自身お身体や予算にあった、効果的なアミノ酸摂取方法が見つかるとよいですね。

ただ一つ、過剰症につながらないようにご注意ください。

記事内容のまとめ

私たちの身体づくりに欠かせないたんぱく質は、アミノ酸から構成されています。

ふだんの三食のお食事にたんぱく質をしっかり摂ることだけでも、自然と必須アミノ酸を摂取することは可能です。

その意識改革と行動変容により、健康的で若さを保ちつつ、ご自身の美容とアンチエイジング効果につながること間違いなしです。

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