必須アミノ酸のトリプトファン・ヒスチジン・フェニルアラニン・メチオニンとは??

トリプトファン・ヒスチジン・フェニルアラニン・メチオニンってどんなもの?

ヒトの体内で合成できないため、食事などで外から摂る必要のあるアミノ酸です。

それぞれの働きは以下の通りです。

  • トリプトファン・・・精神安定、鎮痛・催眠効果、抑うつ症状を緩和する。
  • ヒスチジン・・・子どもの成長に必須で、神経機能をサポートする。
  • フェニルアラニン・・・鎮痛作用、抗うつ効果がある。
  • メチオニン・・・抑うつ症状を改善、ヒスタミンの血中濃度を下げる。

美容にとってトリプトファン・ヒスチジン・フェニルアラニン・メチオニンは必要?

トリプトファンは、神経伝達物質セロトニンの原料になります。そしてセロトニンが変化して作られるメラトニンには、老化を遅らせる効果があります。

またセロトニンは別名「幸せのホルモン」と呼ばれ、分泌が増えることにより気持ちが安定することでストレスに強くなります。

そしてさらに、「抗重力筋」という重力に逆らう姿勢を支える筋肉をサポートする働きもあるので、背中や腰だけでなく顔の目の周りや頬にもある筋肉なので、若々しい姿勢や表情に効果的ですね。

ヒスチジンは赤血球の形成に必要なので、貧血を予防することで血色がよくなります。

また、ヒスチジンは交感神経を刺激するヒスタミンに変換されます。

脂肪細胞において交感神経を刺激するので脂肪燃焼効果や、最近では食欲抑制効果もあるとされ、ダイエット効果が見直されています。

フェニルアラニンはシミやそばかすの原因のメラニン色素を退治する性質があるので、美肌に導くほか、服用により空腹を紛らわせてくれる作用もあり、ダイエット効果も期待できます。

メチオニンには抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果的なほか薄毛予防にも働きかけます。

準必須アミノ酸のチロシン・システインとは??

チロシン・システインってどんなもの?

これらのアミノ酸は体内で合成される非必須アミノ酸に分類されますが、著しく成長の早い乳幼児期では体内での合成量が追い付かず不足しやすいので、準必須アミノ酸と呼ばれています。

以下に各働きをご紹介します。

  • チロシン・・・ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、甲状腺ホルモンの材料で、フェニルアラニンより合成されてつくられる。
  • システイン・・・タウリン・補酵素CoAの成分、たんぱく質の立体構造に関与する。

-2:美容にとってチロシン・システインは必要?

チロシンは成長ホルモンの材料になり、このホルモンがアンチエイジングにも深く関与しているともいわれ、年齢とともに減少していきます。

システインはシミの原因となるメラニン色素の産生を抑え、肌の新陳代謝をサポートすることにより、美肌に導いてくれます。

6つのアミノ酸のメリット(効果)&デメリット

※6つのアミノ酸
必須アミノ酸:トリプトファン・ヒスチジン・フェニルアラニン・メチオニン
準必須アミノ酸:チロシン・システイン

6つのアミノ酸を摂ることのメリット

それぞれのアミノ酸を効率よく摂ることで、身体の内面から筋肉や骨格まで至った成長にまで影響しますので、いずれが欠けても健康や美しさを生み出すことは難しいと考えます。

ふだんのお食事では一汁三菜や主食主菜副菜の組み合わせを意識するだけでも、かなり効率的に摂取することができます。

6つのアミノ酸を摂ることのデメリット

  • トリプトファン・・・過剰摂取により肝臓で脂肪の変化をおこして肝硬変になるリスクがあります。
  • ヒスチジン・・・喘息やアトピー皮膚炎の持病がある方は過剰反応が出ることがあります。また不足すると神経異常や貧血になる恐れがあります。妊娠中・授乳中の方への安全性は確認されていないので、食品以外からの摂取は控えましょう。
  • フェニルアラニン・・・過剰摂取により血圧が高くなる恐れがあるので、高血圧・妊婦・心臓病の方は医師と相談の上利用しましょう。
  • メチオニン・・・過剰摂取により悪心、嘔吐、めまい、低血圧のほか肝機能障害の悪化、統合失調症患者のせん妄といった意識障害のリスクがあります。また授乳中・妊娠中の方の安全性は確認されていないので摂取を控えましょう。
  • チロシン・・・ノルアドレナリンの量を増やすので、血圧が上がりやすくなるので高血圧の方は注意が必要です。
    また濃縮されたアミノ酸は腎臓に負担をかける恐れがあるので、腎臓病や肝臓が悪い人は摂取にはご注意ください。
    そして脳が発達中の子どもには、チロシンの過剰摂取により脳の発達に悪影響を与えます。
    不足することにより、栄養の代謝異常、脳機能障害などのリスクが高まります。
  • システイン・・・過剰摂取により、白髪が増加したり髪の色が薄くなるばかりか、糖尿病の症状を悪化させる恐れがあります。


6つのアミノ酸の効果的な摂り方

それぞれの効果に特化したパワーを授かりたいのであれば、サプリメントや注射などでピンポイントに狙うことが一番の近道ですが、それなりの対価も発生します。

たんぱく質を上手に普段のお食事に摂りいれてみるだけでも、とても健康的でアンチエイジングな身体を作ることができます。

最初は普段のお食事内容を見直してみましょう。

  • トリプトファン・・・チーズ類やアーモンド、バナナなどに多く含まれ、ビタミンB群とナイアシンと一緒に摂取することで吸収率がよくなります。
  • ヒスチジン・・・大人は体内で合成できますが、子どもは合成できないので食事から摂る必要があります。かつお、イワシ、サンマといった青魚、子牛肉、鶏肉、ハム、チェダーチーズなどに多く含まれています。
  • フェニルアラニン・・・肉類、魚介類、卵、チーズなどに多く含まれています。ビタミンB12と一緒に摂取すると多発性硬化症や神経・筋肉の各種症状に効果があります。
  • メチオニン・・・牛乳・レバー・チーズ・小麦などに多く含まれます。
  • チロシン・・・チーズ、たらこ、大豆などに多く含まれています。
  • システイン・・・小麦、大豆、いわし、さばなどに多く含まれています。ビタミンCと一緒に摂ると吸収率が高まります。またシステインの材料はメチオニンのため、メチオニンを多く含む食品を摂ることで体内の合成量を増やすといった手もあります。


記事内容のまとめ

たんぱく質の構成成分となるアミノ酸は、体内においてそれぞれ特徴的な働きをします。

しかし特定のアミノ酸を摂りすぎてしまうと、免疫力の低下や体重減少、肝機能障害といった病気をも招いてしまいます。

馬プラセンタはバランスも効率もよくアミノ酸が摂取できる、美容面においても優れものですね。

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